代々木上原で、中華、銭湯、本と、ビールを楽しむ!

終日one

高級住宅街という印象もある東京都渋谷区の代々木上原。

おしゃれなお店もやっぱり多いけれど、レトロな老舗銭湯があったり、ゆるやかな日常の風景があったりと、ゆったり過ごしたい休日にちょうど良い街。

クラフトビールを目的にしつつ、代々木上原、富ヶ谷のあたりを歩いて巡った。

目次

かかん – 行列ができる麻婆豆腐のお店

かかん 富ヶ谷店

鎌倉に本店がある、行列ができる麻婆豆腐のお店「かかん」。

11時半のランチオープン直後に訪れたところ、すでに多くの人でにぎわっていた。

開店前から待っていた人でテーブルが埋まり、また行列ができ始めたところだった。

かかん 富ヶ谷店
ランチメニューの麻婆豆腐定食、1350円。

一度食べたら癖になる、かかんの麻婆豆腐。ちゃんと辛いけれど、辛すぎない、旨みが感じられるちょうど良さ。行列ができるのも納得。

かかん 富ヶ谷店
同じくランチメニューの汁なし担々麺定食、1350円。
かかん 富ヶ谷店
壁に貼られたステッカーが可愛らしい。

麻婆豆腐のソースを購入して、家で食べることもできる。余談だが、ラッパーの鎮座DOPENESSが歌う「おうちでかかん」もなんだか癖になる。

かかん 富ヶ谷店
住所:東京都渋谷区富ケ谷1-17-3 3A TERRACE BLD 1F
営業時間:11:30 – 14:30、17:30 – 20:00
定休日:火曜
Instagram:@kakan_mapotofu
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

桉田餃子パワー – 身体にやさしい水餃子

2012年4月に代々木上原に1店舗目を、2022年12月には近くに代々木上原パワー店をオープンした桉田餃子。

按田餃子代々木上原パワー店

身体にやさしい餃子が人気のお店。

国産の鶏と豚をベースに季節ごとの素材を組み合わせた餃子の具や、ハトムギをつかった自家製の皮の独特な味と食感が特徴。

按田餃子代々木上原パワー店
水餃子定食、1,485円

餃子が4種類、それぞれ2個ずつで、合計8個で大満足。厚めの皮はモチモチ食感。

白菜と生姜の餃子、香菜と胡瓜の餃子、大根と搾菜の餃子、カレー風味と人参の餃子と、バリエーションが豊富。

パッと見だと中身がわからなくて、食べて初めて中身がわかるのもなんだかおもしろい。

按田餃子代々木上原パワー店
住所:東京都渋谷区西原3-7-5
営業時間:平日 10:00 – 23:00(L.O. 22:00)土日 9:00 – 23:00(L.O. 22:00)、祝日 09:00 – 22:00(L.O. 22:00)
定休日:-
Instagram:@andagyoza
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

代々木上原の風景
按田餃子のすぐ近くに、お惣菜をテイクアウトできるお店が。

大黒湯 – 代々木上原の昭和レトロな銭湯

大黒湯

線路沿いの通りから少し脇道に入ると、とつぜん昔ながらの雰囲気が広がっていて驚く。

昭和中期から営業している「大黒湯」は、ドラマにも登場したことがある昔ながらの銭湯。

大黒湯

入り口前のコインランドリーエリアには、昔の写真や新聞記事が掲載されていて、ノスタルジックな雰囲気。

湯船が赤や青の光でライトアップされていて、お風呂に浸かっているのに、なんだかSF感があった。天然の地下水を使用した水風呂も、冷たすぎず、ひんやりと気持ち良い。

大黒湯
住所:東京都渋谷区西原3-24-5
営業時間:15:00 – 25:30(日曜のみ12:00から営業)
定休日:第1、3水曜
Web:https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-357
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

代々木上原の風景
湯上がりに歩く代々木上原の街。風が心地よい。

終日one – 花が買えるビール屋さん

終日one

そろそろビールが飲みたくなってきたころ。以前お店の前を通りかかったときに、ビールと花の組み合わせが気になっていた「終日one」に。

軒先がフラワーショップ、その奥が喫茶店になっている。ビールやナチュラルワインに、コーヒーなどのカフェドリンクや、料理も楽しむことができる。

終日one
箕面ピルスナーのハーフ、900円

店内のところどころに花が飾られていて、心安らぐ雰囲気。この日は箕面ビールなど日本のクラフトビールが3タップほどと、ほかにも海外ビールがいくつか並んでいた。

カウンターテーブルには電源もあって、ちょっと休憩したいとき、作業したいときなどにも良いかもしれない。

終日one
住所:東京都渋谷区上原3-44-11
営業時間:11:30 – 19:00、金曜のみ 11:30 – 23:30
定休日:年中無休(年末年始を除く)
Web:https://shujitsu.com/
Instagram:@shujitsu_one
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

CITY LIGHT BOOK – お酒が飲める本屋さん

CITY LIGHT BOOK

2017年に地元の書店が閉店してから、新刊を販売する書店がゼロになっていた代々木上原エリアに、2023年にオープンした「CITY LIGHT BOOK(シティライトブック)」。

本と人が集う場所を「街の灯り」に見立てたのが店名の由来。

書店の販売員から出版社の営業まで、いろいろなかたちで本に関わる仕事をしてきた方がオーナーの本屋さんだ。

CITY LIGHT BOOK
ハートランド、700円。
この日購入した「みどりいろの羊の本」と一緒に、

人文学、社会学、自然科学、児童書、アメリカ、沖縄、韓国など、オーナーが社会に必要だと考える本が並んでいる。

また、店内にはバーカウンターやテーブル席があり、お酒やコーヒーなどのドリンクを飲むこともできる。

ビールを飲みながら読書する時間は良い。日常のなかに、本のことだけ考える時間をつくれるのが良い。

CITY LIGHT BOOK
住所:東京都渋谷区代々木上原1-32-3
営業時間:13:00〜22:00
定休日:火曜
Instagram:@citylightbook
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

WHY BEER? – ビールの注ぎ方の違いを楽しむ

WHY BEER?

代々木上原を訪れたとき、ぜひ立ち寄りたいビール屋さんをもう1つ紹介。

代々木上原駅から歩いてすぐの「WHY BEER?」では、チェコで修行し試験に合格した、ピルスナーウルケル社公認バーテンダーが注ぐ樽詰ラガービールと、同じくチェコ現地で修行した方のチェコ料理を楽しむことができる。

ピルスナーウルケルは、1842年に誕生した、一般的なピルスナースタイルの元祖となる歴史あるビール。

WHY BEER?
特注の専用ビールサーバーからラガービールが注がれる。

ビールの注ぎ方は、5種類から選ぶことができる。

WHY BEER?

まずは、お店おすすめの注ぎ方の「ハラディンカ」を。チェコの伝統的な注ぎ方で、先に泡を入れてから、その下にビールを注ぐ。

この泡が、とてもクリーミーで美味しい。

WHY BEER?

あまりにも泡が美味しかったので、泡を最大限楽しめるという「ミルコ」でもう1杯。やはり美味しい。泡はすぐに液体に戻ってしまうから、早めに飲むのが大事なようだ。

WHY BEER?
ブランボラーク、780円。

チェコ料理のブランボラークは、ジャガイモのパンケーキ。表面がカリッと焼かれていて、ピルスナーウルケルとも相性ばつぐんだ。

ビールの種類が多いわけではないものの、確かな技術といろいろな注ぎ方で、満足できること間違いなしのお店だ。

WHY BEER?
住所:東京都渋谷区上原1-35-5
営業時間:平日 17:00 – 23:00(L.O. 料理 22:00 ドリンク 22:30)、土曜 14:00 – 23:00(L.O. 料理 22:00 ドリンク 22:30)、日曜 16:00 – 22:00(L.O. 料理 21:00 ドリンク 21:30)
定休日:月曜
Instagram:@whybeer.05
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

最後に

新宿や渋谷などの都心からもアクセスしやすいが、近くに代々木公園もあり、自然を感じられる代々木上原。人が多すぎず、ゆったりとした時間が流れていて、意外と気を張らずに過ごせる街だった。

ビールを飲みに行くついでに、ぜひ近辺を歩いてみてほしい。

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