本庄銀座ブルワリー
本庄銀座ブルワリーは、2021年に埼玉県本庄市に誕生したマイクロブルワリー。最寄りは、湘南新宿ラインや上野東京ラインが通るJR本庄駅。駅から歩いて5分ほどのところにタップルーム併設のブルワリーがある。
本庄が「あなたのセカンドタウン」になるように。住んでいるホームタウンではないけれど、本庄の街を、あなたを出迎えてくれるような場所にしていきたい。その一歩としてブルワリーを立ち上げたのが、店主の中田翔さん。
中田さんの父親は地元で100年以上続く老舗の建具屋で、「家業は100年以上続いているが、これから100年続く事業を自分で立ち上げたい」と考え、また25歳で鼻の手術をしたことをきっかけに「味覚が覚醒した」ことから、クラフトビールの醸造を始めることを決意したそう。
店内に入ると、カウンターの奥にタンクが並んでいる。この日は、本庄銀座ブルワリーのビールが6種類に、ゲストビールが2種類というラインナップだった。
本庄銀座ブルワリーの特徴の1つは、醸造に硬水を使用していること。本庄市の地下水はカルシウムやミネラルが多く含まれている。硬水はモルトの良さを引き出し、飲みごたえのあるビールにする性質があるという。
凛として（スタイル：Blonde Ale）は、レモンのような風味があり、すっきりとしていて、スルスル飲める味わい。
ちなみに、グラスにも描かれている本庄銀座ブルワリーのイラストは。家業の建具屋の意思を引き継ぎ、「襖」に様々な人が集まってくる様子を表しているとのこと。
ハンドポンポから注がれるDOLCE（スタイル：Stout）は、国内のビールの品評会であるジャパン・グレートビア・アワーズ2024のダークエール部門で金賞を受賞したビール。
カカオとヘーゼルナッツシロップを使用したスタウトで、チョコのような香りとナッツの風味があり、黒ビールが好きな人におすすめのビール。
一般的に、淡色ビールには軟水、濃色ビールには硬水が適すると言われている。本庄市の硬水を使ってビールをつくっていて、だからこそ黒ビールのDOLCEが評価されていると考えると、クラフトビールのローカルとしてのおもしろさが感じられる。
本庄銀座ブルワリー
住所：埼玉県本庄市銀座1-9-23
営業時間：平日 17:30 – 22:00、土日祝 14:00 – 22:00
定休日：月曜
Web：https://honjoginzabrewery.stores.jp/
Instagram：@honjo_ginza_brewery
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。
本庄は、昔ながらの商店街がある街
本庄銀座ブルワリーに向かう前に、本庄駅の近辺を散策した。
本庄駅を北口から出て大通りを少し歩くと、遠くに山が見える。方向的には、栃木県の日光の方の山々だろうか。
昔ながらの面影が残る商店街。年末に訪れたこともあり、休業のお店も多いタイミングではあった。
本庄は、江戸時代に日本橋と京都を結ぶ主要な街道であった中山道において、最大規模の宿場町「本庄宿」として栄えた場所であり、明治以降は繭と絹の街として発展した場所でもある。
寿ホールは、黒木メイサさん主演の「昴 -スバル-」という映画の撮影場所として使われていた場所。
寿ホールの近くにある、「食堂モンキー」。地元の方におすすめだと教えてもらったので立ち寄ってみた。
量がすごいとは聞いていたが、唐揚げ定食のボリュームは本当にすごかった。大ぶりの唐揚げが積み重なっていて、お腹いっぱいで大満足。
本庄駅から少し歩いて20分くらいのところにある若泉公園は、桜の季節には、お花見をする人々で賑わっているとのこと。
本庄駅の方に戻ってきて、散策していると、趣のある建物を発見。
また少し歩いて、おしゃれなコーヒーショップを発見。
自家焙煎のスペシャリティコーヒーを楽しめる「TRIPS Coffee Roasters」。ガラスから陽の光が差し込んで、暖かな雰囲気だった。一息つくのにちょうど良いカフェだ。
