薬草のまちでつくるハーバルビール、奥大和ビール

奥大和ビール

奈良県の南東部に位置する奥大和地域・宇陀市にある「奥大和ビール」は飲んで泊まれるブルワリー。奥大和地域で生産された果物や薬草、吉野杉や檜を使った「ハーバルビール」などをつくっている。

奥大和ビールの3種飲み比べセット
左から、ワイルドハック(スタイル:ワイルドビール)、スパイスダーク(スタイル:スタウト)、アロマホワイト(スタイル:ベルジャンホワイト)

ビールの原材料を見ると、様々な素材が使われていてることが一目瞭然。華やかさがあるものやコクがあるもの、複雑な味わいのものと、それぞれのビールの個性の違いに驚かされる。

3種飲み比べで頼んだなかの1つ、小麦の白ビール「アロマホワイト」を飲むとき、グラスに顔を近づけると香りがとっても良いことに気が付く。聞くとカモミールが使われていて、華やかな香りがありつつ、ふんわりと甘くて飲みやすい仕上がりになっているそう。

タップルームにはゲストハウスも併設。少し歩くと「大宇陀温泉あきののゆ」といった温泉施設も。お風呂に入ってビールを飲みつつご飯を食べて、そのまま眠りにつけるという、最高な流れ。

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奥大和ビール外観
奥大和ビールのロゴマーク
奥大和ビール外観
奥大和ビール内観
奥大和ビール内観
奥大和ビールで販売しているビール
奥大和ビールのフードメニュー
フードメニューも充実。地元の食材を使ったスパイスカレーも満足度が高い。

奥大和ビール
住所:奈良県宇陀市大宇陀拾生672-1
アクセス:近鉄榛原(はいばら)駅下車 バス「大宇陀」行き約15分「道の駅 宇陀路大宇陀」より徒歩1分
営業時間:平日 9:00 – 12:00、土日祝 9:00 – 13:00
【水】11:00 – 14:00 / 17:00 – 20:00
【木】11:00 – 14:00 / 17:00 – 20:00
【金】11:00 – 14:00 / 17:00 – 20:00
【土】11:00 – 20:00
【日】11:00 – 18:00
※水木金は予約のみ
定休日:-
Web:https://okuyamato-beer.jp/
Instagram:@okuyamato.beer
※最新の営業時間等はホームページ、SNS等をご確認ください。

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奥大和ビールのある、宇陀のこと

宇陀市は薬草のまちとも言われていて、歴史をさかのぼること飛鳥時代まで。日本書紀によると、推古天皇が西暦611年に、宮中行事として薬狩りを行ったという記録が。

ロート製薬、ツムラ、アステラス製薬の創業者も、宇陀にゆかりがある。

大和当帰
大和当帰(ヤマトトウキ)

特に大和当帰(ヤマトトウキ)が有名で、根の部分は漢方として使われたり、葉の部分も料理や入浴剤に使われたり。

森野旧薬園

享保14年(1729)に開設された森野旧薬園は、民間としては日本最古の薬草園。園内では、四季を通じて約250種類の薬草木を見ることができる。

吉野葛も有名で、森野吉野葛本舗 葛の館で葛切りをいただいた。冷たくて、つるりと食べられて、とても美味しい。

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森野旧薬園
森野吉野葛本舗葛の館の葛切り
大宇陀温泉あきののゆ

奥大和ビールから歩いて少しのとこにある「大宇陀温泉あきののゆ」。アルカリ性単純温泉で、ぬめりが感じられるお湯。旅の疲れを癒すのにぴったり。

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