インスタの広告で宮津の風景を写した写真をみかけて、行ってみたいと思った。日本海に面した京都の北部、「海の京都」と呼ばれるエリアにある。京都市には今まで何度も行ったことがあり、この数ヶ月前にも一度訪れていた。

ちなみに、一度京都の日本海側へ行こうと試みたことはあるのだが、当日想定外の大雪に見舞われて断念して滋賀に目的地変更した経緯もある。

今一度、海の京都へ。宮津、そして舞鶴、与謝野を巡りつつ、「ASOBI BEER」でクラフトビールを飲んできた。
特急列車に乗って舞鶴へ
京都と兵庫県の城崎温泉を結ぶ、特急きのさき。京都駅から特急きのさきに乗車、綾部駅でJR舞鶴線に乗り換えて西舞鶴駅へ向かう。窓から見える風景が、都会からどんどん山と川の風景に移り変わっていく。今まで見たことがない京都の景色。
五老スカイタワー
朝9時ごろ、西舞鶴駅に着いた。近畿百景の第1位に選ばれたという「五老岳からの舞鶴湾」の風景を見るために、五老スカイタワーへ向かう。行きはタクシーで。
標高301メートルの五老岳。その頂上にある五老スカイタワーからは、舞鶴湾と舞鶴市内が一望できる。曇り空ではあったものの、海と山が入り組むリアス海岸を上から眺めることができた。

五老スカイタワーから一番近いバス停までは、歩いて40分くらい。帰りは徒歩で五老岳を下り、バス停へ向かうことに。自然豊かで、ずんぐりとでかいクマバチがたくさん飛んでいた。羽音が怖い。人のまわりを飛び回るのはたいてい針を持たないオスらしいが…。




五老スカイタワー
住所:京都府舞鶴市上安237
アクセス:JR「西舞鶴駅」「東舞鶴駅」からタクシーで15分ほど
Instagram:@goroskytower
Web:https://goro-sky.jp/
舞鶴港とれとれセンター
五老岳の麓から、バスと徒歩で30分くらい。お昼ご飯を食べに「舞鶴港とれとれセンター」に来た。舞鶴港で水揚げされた新鮮な魚介が並んでいる。
起伏に富んだリアス海岸と波の穏やかな内湾に、沖合の天然魚礁などの恵まれた京都の海。表層の暖かい対馬暖流と日本海の深層の冷たい水の影響でたくさんの魚介類が生息していて、季節それぞれ多種多様な魚介類が水揚げされる。舞鶴市場には、京都府の水産物の約8割が集まる。
夏の岩ガキや冬のマガキ、京鰆にブリ、そしてブランド蟹の舞鶴かになどが有名。

刺身だったり焼き物だったりと、すでに調理済みのものも並んでいるが、魚を選んでその場で捌いてもらうこともできるらしい。場内の食堂で白ごはんと味噌汁のセットだけ購入し、刺身と焼きイカを調達して、自分オリジナルの定食にして食べたら最高だった。




舞鶴港とれとれセンター
住所:京都府舞鶴市下福井905
アクセス:JR「西舞鶴駅」からタクシーで10分ほど
Web:https://toretore.org/
天橋立
西舞鶴駅から京都丹後鉄道に乗り、宮津駅へと向かう。由良川が若狭湾に流れ出るあたりで「由良川橋梁」を渡るのだけれど、電車の右側に海が広がっていて、とても良い景色だった。

宮津駅で電車を降りると、何やら電車の中でご飯を食べる人たちの姿が。
停車していた「丹後くろまつ号」は予約制のレストラン列車で、車内でモーニングやランチなどを楽しむことができるらしい。まさに走るレストラン。いつか乗ってみたい。ちなみにくろまつ号のほかに、あかまつ号、あおまつ号の3種類走っているらしい。
ちょうど宮津駅に着いた頃に、ついに雨が降り始めた。それなりに強かったので駅でしばらく待機しつつ、頃合いを見計らって傘をさして歩き始める。

ふらふらと歩いていたら、海沿いの「島崎公園」に辿り着いた。靄でわかりにくいが、天橋立が向こうに見える。

天橋立は、自然に作られた延長3.6kmの砂嘴。砂嘴(さし)とは、沿岸流が運んだ砂や小石が、鳥のくちばしのように細長く堆積してできた地形のこと。幅は広いところで約170メートル、狭いところでは約20メートル。約8千本の松が並木となっている。
ここから見て、天橋立の手前が宮津湾で、向こう側が内海の阿蘇海。なぜ熊本県の「阿蘇」と同じ名前なのか気になって調べてみたけれど、その理由は古くからの謎らしい。
公園のすぐとなりに道の駅「宮津まごころ市」があったので立ち寄る。

ASOBI BEER の缶ビールが何種類か販売されていた。けれどせっかくの一杯目はタップルームで飲みたいので、ここでは我慢。というわけで、そろそろ良い時間なので、ASOBI BEER がある与謝野駅に向かう。
ASOBI BEER(BREWERY & PUBLIC HOUSE TANGOYA)
ふたたび丹後鉄道に乗車。途中通過した天橋立駅を降りれば、実際に天橋立を渡れたり、天橋立ビューランドから見下ろせたりするのだけれど、今回は時間の兼ね合いで断念。


丹後あおまつ号に乗ってきたのだが、想像以上に車内が豪華だった。普段乗る電車とは椅子の配置など違すぎて、どこに座っていいのか分からず戸惑ってしまったほどに。車窓を前に座るカウンター席のようなところがあって、外を眺めやすい良い席だった。

タップルームは与謝野駅のすぐ目の前にある。カウンター席に座って、店員さんと与謝野に来た経緯や、五老スカイタワー、とれとれセンターなどに立ち寄ってきたことなんかを話しつつ、グラスを傾ける。
ASOBI BEER は、与謝野産のホップと、醸造水の高度調整に天橋立の牡蠣の殻を使っているのが特徴。
ちょうど缶にラベルを貼る作業をしていて、手作業で貼っていてすごいなと思いつつ、そのビールが気になったので飲ませていただいた。


店先でもホップを育てていた。3杯ほど飲んで満足したので、海の京都を後にする。次に来るときは、天橋立を渡りたいし、舟屋が有名な伊根町の方にも行ってみたいなと思った。

ASOBI BEER(BREWERY & PUBLIC HOUSE TANGOYA)
住所:京都府与謝郡与謝野町下山田1342-1
アクセス:京都丹後鉄道「与謝野駅」から徒歩1分ほど
Instagram:@asobi.beer
Web:https://www.asobi.beer/

