しまなみ海道クラフトビール巡り前編。グランドタップブルワリーを目指して

亀老山展望公園

定期的に行きたくなる瀬戸内。2023年の12月に広島尾道に行ったのが、確か一番最初。そのあとで淡路島、香川にも行く機会があって今回に至るので、累計4回目とかになるだろうか。

定期的に行きたくなる魔力がある瀬戸内。兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛の7県を中心に、大阪、和歌山、福岡、大分も瀬戸内海に面していることから、だいぶ広いエリアではある。

尾道で開催される「せとだレモンマラソン」に参加することをメインの目的としつつ、その前後でしまなみ海道近辺のブルワリーを巡った。大まかな行程は以下の通り。

<1日目>
新尾道でレンタカーを借りて、しまなみ海道を通って愛媛県西条市の「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」へ。西条で一泊。

<2日目>
しまなみ海道を通って尾道に戻り、尾道散策。「尾道ブルワリー」に立ち寄る。

<3日目>
生口島で開催されるせとだレモンマラソンに参加。無事完走し、「BEER BAR THUMBS UP」で乾杯。

<4日目>
東京へ帰る道中、岡山県に寄り道。「Kawazu Brewing (カワズブルーイング)」で昼飲み。

まずは前編として、しまなみ海道を通って愛媛に向かう道中と、GROUNDTAP BREWERY について書いていこうと思う。

目次

尾道ラーメンで腹ごしらえ

東京から新幹線のぞみに乗車、福山でこだまに乗り換え、昼頃に新尾道に到着。

尾道といえば「尾道ラーメン」。いりこや煮干しなどの瀬戸内海の小魚からとった醤油ベースのスープに、豚の背脂が浮いているのが特徴。

尾道ラーメン

新尾道から歩いて7分くらいの「尾道ラーメン 東珍康(とんちんかん)」は、平日昼間だったこともあり、近くで働いているであろう人と観光客であろう人で賑わっていた。

そしてこのお店、ラーメンの種類が異常に多い。たこ焼きラーメン、ハンバーグラーメン、スペアリブラーメン、もち入りラーメン、etc…

どんな風にトッピングされて出てくるのがとても気になったが、スタンダードに尾道ラーメンを注文。しまなみ海道ドライブに想いを馳せつつ麺をすする。

尾道ラーメン 東珍康
住所:広島県尾道市栗原町6023-5
アクセス:JR「新尾道駅」から徒歩7分ほど
Instagram:@tonchinkan_6
Web:https://www.tonchinkan.co.jp/

しまなみ海道と亀老山展望公園

新尾道駅近くでレンタカーを借りて、しまなみ海道ドライブに出発。

尾道から、尾道大橋を渡って向島、因島大橋を渡って因島、生口橋を渡って生口島、多々羅大橋を渡って大三島、大三島橋を渡って伯方島、伯方・大島大橋を渡って大島。6つの橋と島を通り、最後に来島海峡大橋を渡ると愛媛県の今治に辿り着く

車だったら尾道から今治まで50分ほど。サイクリングロードとしても人気で、道中たくさんの自転車を追い越し、すれ違った。

しまなみ海道サイクリングマップ
ONOMICHI U2 SHIMANAMI KAIDO CYCLING MAP

1954年に尾道と今治を橋と道路で繋ぐ構想が提案され、1968年に最初に尾道大橋が開通、その後着々と他の橋も後に続き、1999年の多々羅大橋と来島海峡大橋の開通によって、足かけ45年の月日をかけてやっとしまなみ海道が完成した。

島内を走り、次の橋が見えるたびに心の中で「おー!」と声を上げてみる。橋の形がそれぞれ違うのがまた面白い。

しまなみ海道へ行くなら「亀老山展望公園」がおすすめと教えてもらったので、行ってみることに。今治の直前の大島にあるので、一度高速を降りる。標高約300メートルの場所にあるので、山道を車で登っていく。

それなりに長い坂道なのだが、自転車で登っていく人たちもいて、体力がすごいなと思った。逆に帰り道はとても楽で気持ち良いのだろうとも思った。

そんなこんなで亀老山展望公園からの景色がこちら。

亀老山展望公園

眼下には来島海峡大橋と、これから向かう先である今治。振り返れば、今まで通ってきた島々。大パノラマだ。

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亀老山展望公園
亀老山展望公園
亀老山展望公園

亀老山展望公園
住所:今治市吉海町南浦487-4
Web:https://www.city.imabari.ehime.jp/kanko/spot/?a=182

しまなみ海道は、2014年にCNNで公開された「7 best bike routes in the world」つまり世界のベストサイクリングルート7選のうちの1つとしても紹介されている。選出された他のルートの総距離や標高を比べると、しまなみ海道はだいぶ初心者にも優しいように感じた。

今治の伏流水から生まれたタオル

亀老山展望公園を後にし、先ほど上から眺めた来島海峡大橋を抜けて、愛媛県に上陸。学生の頃に愛媛の道後温泉あたりには行ったことはあるが、今治は始めまして。

今治といえばタオルが有名ということで、「今治タオル本店」に立ち寄ってみる。店内には様々なバリエーションのタオルが所狭しと並んでいる。

今治タオル

愛媛県今治市を流れる蒼社川の伏流水は、今治タオルに欠かせない存在。硬度が低く金属イオンや重金属がほとんど含まれていない、不純物が少ない軟水に糸や生地を晒すことで、吸水性が高いタオルができあがる。

併設の「今治タオルラボ」では、巨大な織り機を眺めることができた。

今治タオル

今治タオル本店
住所:愛媛県今治市東門町5-14-3
アクセス:JR予讃本線「今治駅」からタクシーで10分ほど
Instagram:@imabaritowelofficial
Web:https://www.imabaritowel.jp/

旅先で本と文化に触れる

そういえば、車で走っていると、黄色の点滅信号がけっこう多かった気がする。愛媛県は黄色の点滅信号が多いのだろうか。

さて、気になった本屋さんに立ち寄るのが旅先での恒例になっている。今治タオル本店から40分ほど車を走らせて、西条市の山際の方に向かっていく。どんどん街灯が少なくなっていく。辺りがだいぶ暗くなってきたところで、「本と文化 コギト」に辿り着いた。

「本と文化 コギト」の外観

新刊、古書、雑貨が並ぶ店内。気になる本を手にとって眺めていると、カーテンの奥から子供たちの笑い声が聞こえてきた。カーテンの先の階段から2階に上がれるということで覗いてみると、屋根裏部屋のようなゆったりスペースが。

ここで本を読んだり、店内で販売しているドリンクやクレープを飲んだり食べたりできるとのこと。時間の兼ね合いで少しの滞在時間になってしまったが、購入した本をここでゆっくり読むためにまた訪れたいなと思った。

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「本と文化 コギト」の内観
「本と文化 コギト」の内観
「本と文化 コギト」の内観

本と文化 コギト
住所:愛媛県西条市丹原町関屋甲364-8
Instagram:@cogito_saij
Web:https://cogito-saijo.com/

GROUNDTAP BREWERY でビールを飲みつつ1日を振り返る

油断していたら、タップルームのクローズが迫っていた。また30分ほど車を走らせ、ホテルの駐車場に先に車を止めてから、足早に GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)に向かう。

「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」の外観

スタンディングがメインのタップルームは、外から眺めても、なかなかに良い雰囲気。ラストオーダーのギリギリに滑り込む。「HIGARA(スタイル:ヘイジーペールエール)」と「AKAMOGURA(スタイル:アイリッシュスタイルレッドエール)」を2杯まとめて注文。

「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」のクラフトビール

愛媛県西条市では、「うちぬき」と呼ばれる良質な地下水が湧き出ていて、GROUNDTAP BREWERY のビールの原料としてもこのうちぬきが使われている。

運転は終えたので、心置きなく飲むことができる。1日の締めくくりに、身体に染み渡るクラフトビール。尾道からしまなみ海道を通って、愛媛の今治や西条エリアを巡るというルートを考えると、やっぱり車が必須だったなと思いつつ、タップルームの近くにホテルがあるのはとてもちょうど良い。

お店の人や、隣にいた常連さんに、夕ご飯におすすめのお店を教えてもらった。聞いたうちの1つは満席で残念ながら入れなかったものの、焼き鳥におさまってご飯を食べて、ホテルの大浴場でさっぱりして1日目は就寝。

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「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」の内観
「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」のクラフトビール
「GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)」の外観

GROUNDTAP BREWERY・TAP ROOM
住所:愛媛県西条市大町1509-4
アクセス:JR予讃線「伊予西条駅」から徒歩4分ほど
Instagram:@groundtap_brewery
Web:https://groundtap-brewery.com/

西条の暮らしとともにある「うちぬき」

松山あげの味噌汁

2日目。朝食バイキングの味噌汁の具の「松山あげ」が大ヒット。ふわふわでジュワーっとしている。2回くらいおかわりしたと記憶しているが、もっとおかわりしていたかもしれない。後日東京のスーパーマーケットで松山あげが売られているのを見かけたときはとてもテンションが上がった。

西条駅

早朝の伊予西条駅周辺を散策。湧水の水飲み場や水汲み場が点在していた。西条市内には、「うちぬき」の自噴井が、約3,000本もあるらしい。

西条市の湧水「うちぬき」

その昔、人力で鉄棒を地面に打ち込んで、その中にくり抜いた竹を入れると水が噴き出すようになり、それが「うちぬき」の名前の由来なのだとか。

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西条市の湧水
西条市の湧水「うちぬき」

西日本最高峰(1982メートル)の石鎚山を水源に、加茂川が運んだ水が地下水となって、うちぬきとして西条で噴き出している。この水がミネラル成分のバランスがいい軟水で、安全で美味しい水なことから、古くから飲用水、生活用水、農業用水、工業用水として利用されてきた。

今治タオルと蒼社川の伏流水の関係もそうだし、GROUNDTAP BREWERY のビールづくりにうちぬきが使われているのも含めて、愛媛は豊かな水に恵まれているからこその産業の歴史があるのだなと感じた。

いとまちマルシェでお買い物

遠くに造船工場のクレーンが見える。今治造船西条工場のゴライアスクレーン。ちなみにこの工場で米津玄師「烏」のMVの撮影が行われたらしい。

「いとまちマルシェ」でお買い物。愛媛県とえばミカンというわけで、たくさんの種類のオレンジジュースが並んでいた。ほかにも野菜などの生鮮食品に地元の特産品など、いくらでも眺めていられそうなくらい豊富な品揃え。パンやお惣菜にお弁当も充実していた。

「いとまちマルシェ」の内観
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「いとまちマルシェ」の内観
「いとまちマルシェ」で販売しているクラフトビール
いとまちマルシェ
「いとまちマルシェ」の外観

お土産をいくつかと、ドライブの途中でお腹が空いたら食べらるようにパンをいくつかと、あと愛媛県のキャラクター「みきゃん」のお手玉を購入した。

みきゃん

いとまちマルシェ
住所:愛媛県西条市朔日市284-2
アクセス:JR予讃本線「伊予西条駅」からタクシーで10分ほど
Instagram:@ito_machi
Web:https://ito-pj.co.jp/

尾道に戻る

愛媛を後にして、再びしまなみ海道を通り尾道に戻る。今日は尾道を軽く散策して、「せとだレモンマラソン」本番に備える日。というわけで後編に続く。

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